代謝に関わる甲状腺機能
大阪都島スイソニアによる水素吸入ができるサロンBeautie-ビューティエ-です。
暑いですね。
最近合間の季節がどんどん少なくなっている感じがします。
いわゆる春と秋。
そして特に春らしい期間が短いような気がします。
まだ寒い、肌寒いと思っていたらとたんに暑い！みたいな。
春が大好きな私には少し残念です。
甲状腺と聞くとどんなものか想像できるでしょうか？
一言でいうと、代謝を調節する臓器です。
正直私は勉強するまで全く分かっていませんでした。
甲状腺はのどぼとけの下にあり、蝶が羽を広げたような形をしています。
甲状腺の役割についてですが、甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。
これが体の酸素利用効率、様々な器官の働き具合、体が食物を燃焼させるスピードなどを
コントロールしています。
人は食物を燃やしてエネルギーを生みます。
そのエネルギーの一部が熱となります。甲状腺ホルモンは細胞の働きの決め手になるもので、
細胞内の火の燃焼温度や細胞内の働きを左右するものです。
「代謝」という言葉は、体の細胞の中のこの火のことを表現したものといえます。
甲状腺ホルモンが体の働きやほかの器官の働きに与える影響は、信じられないくらいに
広範囲でかつ重要なものです。
全ての健康な動物から甲状腺を切除すると代謝の働きのすべてが低下します。
甲状腺を切除して、約1週間で体温の低下が始まり、3週間くらいすると、
代謝率が約40％低い最低のレベルに低下します。
甲状腺は成長のプロセスに重要な役割をはたしています。
おたまじゃくしの甲状腺をとってしまうとかえるになれません。
しかし、甲状腺機能を亢進させると加速的にかえるになるのです。
人間でも甲状腺機能が亢進したり、低下すると全身に様々な症状がでます。
心臓の行動が速くなったり、遅くなったり、太りにくかったり、やせにくくなります。
また、体温が高くなったり、低くなります。
甲状腺と他のホルモンの間には相互の連携した関係があります。
例えば、顕著な甲状腺機能の低下状態では、性ホルモンの働きにも影響して
性的な発達を遅れさせたり、性機能の低下、性欲の喪失といったことが起こります。
甲状腺機能の低下した女性では、生理のトラブルが頻発に起きるのです。
甲状腺機能低下症とは・・
・体がだるく無気力に
脳の働きが鈍くなるので、物忘れがひどくなり、会話もゆっくりたどたどしく、昼間でも
居眠りするなどすべての活動が遅滞します。
表情は乏しく見るからに眠そうです。バセドウ病の方はイライラせっかちになるのと反対です。
・食べる量が少ないのに体重が増える
代謝が低下するうえ、胃腸の働きが悪くなるので食欲がなくなります。
腸管の働きが悪くなるので食欲がなくなります。また腸管の働きが低下することで便秘がちになります。
食欲がなく、食べる量も少ないのに、体重が増加する人が半数以上もいます。
・寒がりで冬に弱く、皮膚が乾燥する
代謝が低下するので熱の発生も少なく、いつも寒がりで冷えを訴えますが、夏になると調子がよくなります。
発汗が少ないので、カサカサに乾いて冷たい皮膚になります。
・皮膚・粘膜がむくむ
指で押してもへこんだくぼみが戻らないむくみになりやすくなります。
また、まぶたもむくみ唇や口の中などの粘膜がむくむので、特徴的な顔つきになっていきます。
粘膜のむくみがのどまで及ぶと、声帯もむくみ、声がかれて低くなるし、耳の内部にむくみが及ぶと
耳鳴りがしたり、聞こえが悪くなります。
・心臓はゆっくりうち、コレステロール値が上昇
全ての活動がゆっくり、遅くなるわけですから、心臓の力も衰えて動きも弱くなります。
脈は弱くゆっくりとなり、多くの場合60以下になります。心電図の波形も弱まります。
一方コレステロール値も上昇しやすく、動脈硬化が早く起こってきます。
・月経過多・流産・不妊も
甲状腺ホルモンと性ホルモンには深い関係があります。甲状腺機能低下症になると、約30％くらいの方に
月経過多が起こります。また、性欲は減退する傾向にあり、妊娠しづらく、不妊症の原因の一つとされて
おり、妊娠しても流産しやすくなります。
ここまでひどくはならないまでも少し低下した状態の方が沢山おり、年々増加傾向にあります。
10年前とは比べものにならないほど増えています。
甲状腺が正常い働くということは健康美容作りにとっても大切なことなのです。
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